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脳神経外科 ISSN 0301-2603 (Print) ISSN 1882-1251 (Online) 41巻9号(2013.09)P.765-771(ISID:1436102072)

研究
急性期脳卒中患者のせん妄症状に対する抑肝散(TJ-54)の有効性の検討

中崎 公仁 1
森 貴久 1
岩田 智則 1
宮崎 雄一 1
高橋 陽一郎 1

※1 湘南鎌倉総合病院脳卒中センター脳卒中診療科

【キーワード】 delirium,acute stroke,Yokukansan(TJ-54),Kampo medicine,Japanese herbal medicine


I.はじめに
 本邦では,高齢者人口の増加に伴い,脳血管障害(脳内出血,脳梗塞を含む脳卒中)有病者は増加の一途を辿っている11).高齢者における,脳卒中など内科的全身疾患に伴う非特異的な症候としてせん妄があり,最も重要な老年症候群の1つとされている.脳卒中におけるその頻度は12~48%と報告され2,5,6,12),せん妄症状が起きると,単に精神的症状というだけでなく,治療に対する患者の協力が得られなくなり,リハビリテーションを含むすべての治療の障害となる.
 脳卒中入院後に起きる,せん妄症状に使用される薬剤としては,ハロペリドール,リスペリドン,オランザピン,クエチアピンなどがあるが,2005年に米国FDA(Food and Drug Administration)から,非定型抗精神病薬が認知症患者の死亡率を高めるとの勧告が出された22).以後,同様の報告が相次ぎ4,17),これらの薬剤は原則的に使用が困難となってきている.
 抑肝散(TJ-54)は従来,神経症や不眠症に対して用いられてきたが,近年,認知症周辺症状であるbehavioral and psychological symptoms of dementia(BPSD)に改善効果があると報告されている7).その後,精神科,神経内科領域では抑肝散(TJ-54)の有効性が相次いで報告されているが,急性期脳卒中の領域では報告が少ない8)
 今回われわれは,脳卒中を発症して緊急入院後にせん妄症状が出現した患者に対する抑肝散(TJ-54)の効果と安全性について後ろ向きに調査した.


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