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高齢者の終末期ケア─死にゆく過程にまつわる思い違いを正す〔下〕
Denice K. Sheehan
※1
Victoria Schirm
※2
渡辺 由佳里
※3
※1 アーシュリン大学ブリーン看護学科
※2 アクロン大学看護学部老年保健看護/アドボカシー
本稿は,Lippincott社の許諾を得て,次の論文の後半を翻訳したものである.なお,前半は先月掲載した.Sheehan DK and Schirm V : End-of-life care of older adults, AJN, 103(11), 48-57, 2003. 「老人はさほど痛みを感じない」という迷信 高齢者の疼痛のアセスメントと管理については,文献や看護学の教科書などに適切に説明されており,終末期における疼痛について具体的に述べている資料も多い18-21).しかしながら医療従事者(訳者注:原文はCliniciansだが臨床医だけではないと思われる)は,とくに高齢者のことになると,いまだに疼痛のアセスメントと管理について誤解をしている.クロスの行なった調査によると,看護師はオピオイド系鎮痛薬による呼吸抑制のリスクをしばしば過大視し,疼痛と不快感のことを加齢による避けられない側面だととらえている22).この誤った信念のために高齢者の疼痛が十分に治療されないリスクがある23,24).高齢のナーシングホーム入所者は,さらにそのリスクが大きい.
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