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総合リハビリテーション ISSN 0386-9822 (Print) ISSN 1882-1340 (Online) 36巻12号(2008.12)P.1153-1157(ISID:1552101394)

特集 stroke unitの10年
stroke care unitとstroke unit

矢田 健一郎 1,2
木田 博隆 1
荒木 朋浩 2
松浦 慶太 2
川北 文博 2
金丸 憲司 2

※1 三重大学大学院医学系研究科公衆衛生・産業医学分野
※2 鈴鹿回生病院脳卒中センター

【キーワード】 stroke unit,stroke care unit


はじめに
 脳卒中の急性期治療は,ここ数年,血栓溶解療法や血管内治療の登場などもあり,その治療方法が劇的に変化してきた.そのため,脳卒中急性期の集中的治療を行う診療形態として,stroke unit(SU),stroke care unit(SCU)が注目されるようになってきた.脳卒中急性期治療におけるSUの有効性は,欧州を中心に確立された.しかし,それは血栓溶解療法を含む脳卒中集中治療を行うものではなかった.SUは,脳卒中の専門的知識をもつ専門家の学際的チームが脳卒中患者のケアを急性期から慢性期まで行うことを前提としている.一方,SCUは,脳卒中に対する集中治療室(ICU)を意味し,超急性期の救命医療に特化したものであり,その意味合いはSUとは大きく異なっている.
 現在のところ,SU,SCUには多種多様な診療形態が存在し,欧州,北米など国によっても異なる進化をとげてきた.SU,SCUの大まかな枠組み,効果は確立されたと考えられるが,それぞれの地域,国の特性に適したSU,SCUの構築と,どの重症度の患者をどのような診療形態で診ていくかなどに関しては,今後も検討が必要である.


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