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総合リハビリテーション ISSN 0386-9822 (Print) ISSN 1882-1340 (Online) 36巻3号(2008.03)P.223-227(ISID:1552101197)

特集 腰痛―最近の動向
疫学

中間 季雄 1
星野 雄一 1

※1 自治医科大学整形外科

【キーワード】 腰痛,疫学,職業性腰痛,生活習慣病


はじめに
 腰痛は二足歩行,すなわち人類だけのものであろうか.答えは否,である.実は,四足動物にも立派な腰椎椎間板ヘルニアが存在する.イヌのダックスフントやビーグルは椎間板ヘルニアの好発種である1).この事実は,腰椎疾患を考えるうえで貴重な事実であろうと思う.つまり,従来指摘されてきた原因や病態が当てはまらないという可能性を秘めている.腰痛の疫学を述べるには,種を超えた症状として捉えたほうがユニークできわめて興味深いと思われるのだが,人類共通の悩みである腰痛を云々するにはいささか当たり前の事項を述べざるを得ないのも事実である.また,とくに腰痛の疫学調査は,調査対象,年齢,職種などによって大きく左右されるため,すべてを網羅することは不可能である.そこで本稿では過去の代表的な腰痛研究を紹介しながら,筆者らの知見を交えて述べる.


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