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特集 バランスと協調運動
姿勢保持とバイオメカニクス
福井 勉
※1
※1 文京学院大学保健医療技術学部
【キーワード】 姿勢制御,身体重心,足圧中心
姿勢制御 運動課題に対する姿勢制御システムは,安定性と定位という異なる目的に対応するとされている1).静止立位では,質量中心の床投影点を支持基底面内に位置させる必要がある.立位では床と接する足部が支持基底面を示すが,同時に足部は床や地面から反力を受ける.反力は接触しているすべての部位で受けるが,その平均位置を示したものが足圧中心(床反力作用点)である.身体全体が受ける重力は身体重心に作用すると考えてもよいため,足圧中心に作用する床反力,および身体重心に作用する重力の相互関係は,身体バランスを考えるうえで非常に重要である. 上記のような運動系に関する制御のためには,(1)視覚(空間対象物との関係),(2)体性感覚(皮膚感覚,深部感覚),(3)前庭(重力,加速度)などの感覚系情報が重要であるが,治療手技にも頭位(頸椎上部),骨盤(仙腸関節),足部付近を治療することが姿勢コントロールにつなげるとする方法が多いことと無関係ではないと考えられる.
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