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総合リハビリテーション ISSN 0386-9822 (Print) ISSN 1882-1340 (Online) 31巻1号(2003.01)P.7-11(ISID:1552100727)

特集 リハビリテーション―これまでの10年・これからの10年
脳の10年とリハビリテーション

眞野 行生 1

※1 北海道大学大学院医学研究科リハビリテーション医学

【キーワード】 脳の可塑性,経頭蓋磁気刺激法,前頭葉,認知機能


はじめに
 最近,中枢神経系の研究はめざましく発展した.それ以前までは中枢神経系は難しく,免疫や遺伝子の研究での成果の応用は困難視されてきた.しかし最近は,それらが中枢神経系でも十分に示されるようになった.それにもまして,中枢神経系の可塑性が画像的にも,代謝面でも,神経生理学的にも証明できるようになってきた.これらはリハビリテーションでのinterventionの効果の有無をみるのに大変便利な方法であり,これらによってリハビリテーション医学が果たしている中枢神経系での役割がより明らかになってきた.また,四肢での切断や末梢神経障害,末梢神経ブロックなどは,従来,四肢末梢レベルでの変化のみを引き起こしていると考えられていたが,中枢神経系にも変化を起こしていることが示されてきた1)
 以下,筆者が研究している磁気刺激法による研究とリハビリテーションを中心に記述する.過去10年に著明に学問的に発展した磁気刺激法の開発とその病態解析を前頭葉を中心に述べる2-7)


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