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総合リハビリテーション ISSN 0386-9822 (Print) ISSN 1882-1340 (Online) 35巻3号(2007.03)P.223-226(ISID:1552100482)

特集 高齢者の骨・関節疼痛疾患
腰部

山室 健一 1
星野 雄一 1

※1 自治医科大学整形外科教室

【キーワード】 腰痛,骨粗鬆症性椎体圧迫骨折,腰部脊柱管狭窄症,運動療法


はじめに
 腰痛の発生頻度は高く,2004年国民生活基礎調査で,有訴者は男性で1位(82人/1,000人),女性で2位(107.9人/1,000人)であり,なかでも高齢者では有訴率が多い.
 変形性脊椎症,腰部脊柱管狭窄症,骨粗鬆症,腰椎すべり症,化膿性脊椎炎など,腰痛を引き起こす疾患は数多く,腰痛を愁訴とする高齢者を治療する際には,これらの疾患のなかから適切に診断する必要がある.とくに,悪性腫瘍など重篤な疾患による腰痛とそうでないものとを鑑別することが重要であるが,そのためには若年者以上に既往歴,病歴などの問診に時間をかけ,身体所見をしっかり評価し,腰痛に付随する症状を見逃さないことを心がけるべきである.
 重篤な疾患に起因する腰痛ではなく,神経症状が軽度の場合には保存療法を行うことが多い.保存療法には薬物療法,ブロック療法,運動療法,物理療法などがあり,これらを選択,組み合わせて治療を行う.また,生活指導や心理療法など,心理的,社会的因子に目を向けた評価,治療も重要である.


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