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特集 心疾患のリハビリテーション
チームアプローチ
高橋 哲也
※1
※1 群馬県立心臓血管センターリハビリテーション課
【キーワード】 チーム,役割分担,協働
はじめに 現在日本では,多くの心疾患患者(虚血性心疾患は約91万人1),心臓外科手術は約5万例2))が治療を受けている反面,全国で心疾患のリハビリテーションを行うための施設基準を取得している施設は脳血管疾患や運動器疾患に比べて遥かに少ない3).後藤ら3)の報告によれば,循環器専門医研修施設におけるリハビリテーション非実施の理由は「スタッフ不足」,「設備がない」,「施設基準を満たしていない」と続き,医療機関における心臓リハビリテーションの導入と心臓リハビリテーションチームの構築がいかに難しいかを表している. リハビリテーションは元来,手や足,体幹,各種臓器を別々に扱うものではなく,人間を丸ごと全部扱う全人間的な医療である4)ので,各種医療専門職が互いに連携して患者の自立した生活や社会復帰を目指すことは当然のことと考えられる.リハビリテーションの範疇は,本来,非常に広大であるが,本稿ではとくに医療現場でのチームアプローチについて概説する.
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