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総合リハビリテーション ISSN 0386-9822 (Print) ISSN 1882-1340 (Online) 34巻9号(2006.09)P.829-836(ISID:1552100371)

特集 スポーツ障害
診断・治療・リハビリテーション
上肢

筒井 廣明 1

※1 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科

【キーワード】 スポーツ障害肩,スポーツ障害肘,投球障害,診断,運動療法


はじめに
 解剖学的な損傷が機能的な損傷や症状と直結しないことも多いので,病態診断の際には病態発生の機序を考えることが大切である.病態診断は,構造的に何がどのように壊れているかを理学所見および画像から診断することであるが,組織が損傷することによって関節機能にどのような影響がでるのか,病態として捉えた組織はどのような刺激で損傷が起こりえるかということを考え,運動機能上の問題が大きいと判断した場合には機能的な面からの分析と運動機能に対する治療を第一に考えるべきである.
 このように損傷に至るストーリーを組み立てることができれば,損傷過程のどの部分にどのようなアプローチをすれば損傷過程を治癒過程に方向転換できるか判断できる.
 診断に際しては以下の4つに留意して行う.
 (1) 症状の原因である組織損傷の病態診断をする.
 (2) 関節としての機能の判断をする.
 (3) 運動連鎖から関節の障害を考える.
 (4) 治療方法を決定する情報を得る.


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