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総合リハビリテーション ISSN 0386-9822 (Print) ISSN 1882-1340 (Online) 34巻7号(2006.07)P.623-628(ISID:1552100331)

特集 老化と廃用―予防と治療
老化と廃用 総論

辻 哲也 1
里宇 明元 1

※1 慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室

【キーワード】 加齢,高齢者,不活動,身体活動,フィジカル・フィットネス


はじめに
 日本の高齢者人口は急速に増え続けている.2004年,日本の100歳以上の高齢者数は2万3千人を越え,90歳以上の高齢者数も初めて100万人を越えた.平均寿命は,2003年には男性78.36歳,女性85.33歳,日本人のほぼ5人に1人が65歳以上である.これら高齢者の7割以上は元気に生活し,現役で仕事に従事している方も多い.しかし,一方ではわが国の医療費は今や30兆円に達し,高齢者の医療費はその4割を超えているということもまた事実である.これからの高齢化社会をより良いものにしていくためには,多くの高齢者が健康で元気に生活できることが重要である1)
 高齢者では,老化と廃用という異なる原因による各臓器・組織の機能的な低下が同時に起きることが多く,介護度の重度化など社会的な問題になっている.本稿では総論的に,老化と廃用の概念や予防・治療について解説する.


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