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特集 装具―最近の話題
体幹装具
中間 季雄
※1
星野 雄一
※1
※1 自治医科大学整形外科
【キーワード】 体幹装具,効果
はじめに 体幹装具は,部位別に頸椎装具(cervical orthosis;CO),胸腰仙椎装具(thoraco-lumbo-sacral orthosis;TLSO),腰仙椎装具(lumbo-sacral orthosis;LSO),仙腸装具(sacro-iliac orthosis;SIO)と大別される.その目的は,脊髄・内臓の保護と姿勢の保持,ならびに脊柱の支持性を向上させることにあり,具体的には脊柱の安静・免荷・固定,変形予防・矯正を目的としたものである. 最近は新しい手術法や器具の開発により,保存的治療法としての体幹装具療法の適応が狭くなった印象があるが,現在でも保存的治療の重要な手段である.とくに近年では,高齢者脊椎圧迫骨折の増加に伴い,種々の体幹装具が工夫,改良されている.また,体幹装具の効果についても,以前は経験に基づいた領域という印象があったが,その作用機序,効果について最近ようやく科学的に立証されつつある. そこで本稿では,体幹装具の最近の話題,新しい装具の工夫,作用機序に関する最近の知見などを中心に述べる.なお,側彎症に対する装具については今回取り上げない. 体幹装具の歴史は古く,体幹装具の種類,適応,名称などについても過去に数多くの成書に詳述されているため,ここでは割愛する.ちなみに,装具の名称については考案者の名前や地名,略語などがそのまま多用され混乱をきたしている.装具療法では,名前を覚えるのではなく,何を目的とした装具であるのかを知ることが大切であり,機能的な名称で呼んだほうが妥当であろうが,慣用語的な面もあり,今回は従来の名称を使用する.
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