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総合リハビリテーション ISSN 0386-9822 (Print) ISSN 1882-1340 (Online) 33巻8号(2005.08)P.709-712(ISID:1552100148)

特集 神経難病のリハビリテーション
パーキンソン病

村田 美穂 1

※1 国立精神・神経センター武蔵病院神経内科

【キーワード】 重心移動障害,リズム形成障害,無動


はじめに
 パーキンソン病は中脳黒質ドパミンニューロンの変性により発症し,振戦,固縮,無動,姿勢調節障害などを主症状とする神経変性疾患である.有病率は100/10万人とされているが,加齢とともに増加し,70歳以上では7/千人と1%に近く,社会の高齢化に従い増加の一途をたどっている.ドパミンシステムの障害をさまざまな形で補う薬剤が多数開発され,機能予後は20年前に比較して格段に改善している.しかし,緩徐ではあるが進行し,加齢による影響などもあり,ADL(activities of daily living)の低下は否めない.一方で,動きにくいから動かさない,あるいは運動するとドパミンが減少すると思い込み,できるだけじっとしていることなどにより,二次的な筋萎縮が起こり,一層ADLが低下している部分も多く,リハビリテーションや在宅での指導は,薬物治療と双翼をなす重要な治療と言える.
 本稿ではパーキンソン病の疾患の特性に基づいたリハビリテーションと在宅指導について述べる.


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