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総合リハビリテーション ISSN 0386-9822 (Print) ISSN 1882-1340 (Online) 33巻4号(2005.04)P.309-315(ISID:1552100074)

特集 リスクマネジメント
リスクマネジメントシステム導入の動向

梁井 皎 1
小室 裕造 1
大坂 顯通 2

※1 順天堂大学形成外科
※2 順天堂大学輸血学

【キーワード】 リスクマネジメント,医療安全,日本医療機能評価機構


はじめに
 近年,医療を取り巻く環境には大きな変化がみられる.すなわち,マスメディアによる医療事故報道に加えて,DPC(Diagnosis Procedure Combination)制度導入による新しい医療制度の導入,限られた医療費のなかでの医療施設に対する医療安全体制確保の義務化,さらに混合診療の導入などである.
 医療行為を行う際に患者に安全な医療を提供することに注意を払わない医療従事者はいない.しかしながら,その医療行為のなかで時に大なり小なりの問題が起こることを避けることはできない.大きな問題の一つは「事故」で,小さな問題には「インシデント,あるいはヒヤリ・ハット」がある.特にさまざまな身体的障害をもつ患者に対するリハビリテーションの現場は「事故」ならびに「インシデント」が起きやすい環境にさらされている1)
 本稿では,医療施設に求められる医療安全体制(リスクマネジメント体制,リスクマネジメントシステム)の基本とその導入動向について述べる.


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