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特集 介護保険改革をめぐって
リハビリテーション医療の課題
近藤 克則
※1
※1 日本福祉大学社会福祉学部
【キーワード】 介護保険,リハビリテーション医療,リハビリテーション前置,地域リハビリテーション,介護予防
はじめに 2005年の介護保険制度の見直しに向けて,リハビリテーション医療に関連の深い動きがでてきている.厚生労働省老健局に設置された「高齢者介護研究会」は,「高齢者の尊厳を支えるケア」の実現のために,介護予防・リハビリテーションの充実が重要と,報告書「2015年の高齢者介護」1)のなかで述べている. それを受けて「高齢者リハビリテーション研究会」が2003年7月に設置され,「高齢者リハビリテーションのあるべき方向」2)と題する報告書を2004年1月にまとめた.そのなかでも,「要支援者への予防給付が,要介護状態の改善につながっていない」として,介護予防とリハビリテーションの重要性が強調されている.その特徴は,「不十分なリハビリテーションが要介護をつくる」,「リハビリテーションは急性期がゴールデンタイム」3)として,介護保険下の介護サービスとしてのリハビリテーションだけでなく,急性期リハビリテーションの重要性をも強調していることである.今後の課題として,介護保険の給付を受ける前の医療保険下における早期リハビリテーション提供体制の拡充,回復期リハビリテーション病棟の整備などが必要とされている. 5年に一度の介護保険制度見直しに向けて,改善すべき問題点や課題を明らかにするにふさわしい時である.小論では,リハビリテーション医療を担う立場から5点に絞って述べる.
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