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特集 神経難病ケアのコペルニクス的転回
【診断アプローチの進歩】
神経難病診療の新たな画像検査を活かす
三品 雅洋
1
,
石井 賢二
2
1日本医科大学大学院医学研究科脳病態画像解析学講座
2地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 研究所神経画像研究チーム
キーワード:
PET
,
SPECT
,
MRI
,
分子イメージング
,
βアミロイド
Keyword:
PET
,
SPECT
,
MRI
,
分子イメージング
,
βアミロイド
pp.215-218
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200139
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画像診断の長所と落とし穴
画像診断の情報は,多次元の要素を持つ.血液生化学的検査の数値に相当するものが画像のボクセル値であり,MRIの信号強度,核医学検査では血流・代謝・受容体密度などが該当する.それぞれのボクセルには3次元の解剖学的情報が付与される.剖検脳と異なり,経時的変化も観察できる.形態を見るCT・MRIでは,神経難病初期に異常が捉えられない場合でも,進行に伴い変化することが多い.
一方,SPECTやPETのような機能画像は,病初期の感度が高いが,末期では脳全体の血流・代謝低下となり,鑑別診断が困難なことがある.
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