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BRAIN and NERVE Volume 66, Issue 11 （November 2014）

BRAIN and NERVE 66巻11号（2014年11月発行）

Japanese English

増大特集神経症候学は神経学の“魂”である

シャルコー Jean-Martin Charcot 作田学 ¹ Manabu Sakuta ¹ ¹日本赤十字社医療センター神経内科 ¹Department of Neurology, Japanese Red Cross Medical Center キーワード：シャルコー , 筋萎縮性側索硬化症 , シャルコー・マリー病 , 多発性硬化症 , 神経症候学 , Jean-Martin Charcot , amyotrophic lateral sclerosis (ALS) , Charcot-Marie disease , multiple sclerosis , neurological symptomatology Keyword: シャルコー , 筋萎縮性側索硬化症 , シャルコー・マリー病 , 多発性硬化症 , 神経症候学 , Jean-Martin Charcot , amyotrophic lateral sclerosis (ALS) , Charcot-Marie disease , multiple sclerosis , neurological symptomatology pp.1249-1257

発行日 2014年11月1日 Published Date 2014/11/1

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200025

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Abstract 文献概要
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参考文献 Reference

シャルコーは1850年当時まだ混沌の中にあった神経疾患患者を分類し，診断していった。その方法論は患者の家族歴・病歴を聴取し綿密な観察を行い，死後は解剖で病変を確認するというものだった。2つの疾患を比較し，光をあてる。十分に症状が現れている基本型を学んだ後，症状が1つだけ単独で生じているような不全型をも認識できなければならないとした。その過程で彼は多くの新しい神経症候学を明らかにしたのだった。

Abstract

Charcot created a system for the classification and diagnosis of neurological patients in the 1850s. His methodology consisted of listening to a patient's family history and present history, observing the patient scrupulously, and confirming lesions by autopsy once the patient was dead. He compared two different diseases in order to make their differences clear. Once he understood the fundamental form of a disease, he proceeded to study less perfect forms that had a single symptom. By this process, Charcot developed many new symptomatologies in Neurology.